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<位置>
ローマの南東約100kmのプリヴェルノのほど近くの小さな山村に、フォッサノーヴァ修道院はある。

<修道院概要>
8、9世紀に、モンテ・カッシーノの僧により創設されたが、1135年の聖ベルナールのイタリア旅行の際にクレルヴォー系のシトー会修道院となった。その際に、フォッサノーヴァの親修道院となったのは、サヴォア地方のオートコンブ・シトー会修道院であった。

<教会堂概要>
現存する教会堂は、1163年に建設が開始され1208年に献堂されたもので、イタリアで最初のゴシック建築とも言われる。
交差部にリブ・ヴォールトを持ち、その他の天井ヴォールトも交差ヴォールトで、全ての柱型は基本的には同一のプロフィールを持ち、ヴォールトやリブなどと合理的な構成的関係を持っている。 平面は「ベルナール式平面」で、ブルゴーニュ・ロマネスクに起源を持つ典型的なシトー会教会堂の形式である。