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<位置>
フランス中央部ベリー地方シェル県、メイヤンの森のはずれ、シェル川の右岸の丘の下にノワルラック旧シトー会修道院はある。
有名なゴシック大聖堂のあるブールジュの南40kmに位置する。

<修道院概要>
ノワルラック修道院は、クレルヴォー修道院からの12人の修道士によって1136年に設立され、設立当初より13世紀の終わり頃まではラ・メゾン=デュー修道院と呼ばれていた。1150年頃より教会堂を始めとする現在目にする建物群の建設が始まる。
18世紀以来荒廃し、19世紀には教会堂を含む建築に手が加えられ磁器の製造工場になり、その後孤児院として使用されたりもしたが、1862年、国の文化財に指定され、1909年からは県の所有となった。これを機に修復工事が始まり、現在では、教会堂はもちろんのこと、回廊を取り囲む集会室、食堂などの諸室もよく保存され、フォントネの教会堂に酷似した構成を見せる厳格な意匠の教会堂と、回廊を中心に展開する複合建築としての修道院の整った姿とによって、シトー会修道院建築の代表的かつ有名な遺構のひとつとなっている。
<教会堂概要>
付属教会堂の建設は、M. オーベールによると、およそ1150年から1160年までと、1170年から1190年まで、そして13世紀前半の3回に分かれる工事が認められるという。
ノワルラックの教会堂平面の形はフォントネのそれを忠実に写したもので、建設途上のヴォールト架構の変更がなかったとしたら、これはまったくのフォントネの教会堂の忠実なコピーである。