<位置>
ピレネーの山中、フランス、オート・ピレネー県のランヌメザン近くの人里離れた谷間の地にレスカル=デュー旧シトー会修道院はある。
<修道院概要>
レスカル=デュー修道院の創設は1137年で、四父修道院の一つ、シャンパーニュ地方のモリモン・シトー会修道院が創設した。1140年頃から発展し、1141年には早くもスペインに娘修道院を設けている。
16世紀の宗教戦争以来荒廃が始まったが、19世紀以来個人の所有となり、現在は手厚く保護・活用がなされている。
<教会堂概要>
1142年ごろ建設開始、1160年献堂のこの教会堂は現存するシトー会教会堂建築としてはフォントネに次いで古いという重要性を持つ。
至聖所は16世紀に破壊され現存せず、身廊も現在は5ベイであるが、当初は6ベイであった。
1993年の春に訪れた時点では、レスカル=デュー旧シトー会修道院はレストラン・ホテルとして活用されていた。
修道院の雰囲気を残したまま、心地よい宿泊と美味しい食事を得ることが出来た。
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