Atelier Cloitre space
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外観
人に優しい住宅的な雰囲気を望んだ施主の希望に応えた外装。 2軒隣にわずかに先んじて開店したイタリアンレストランを訪れようとした昼食客が、間違えて工事現場に入って来るというエピソードを生んだ。
DATA
設計時期:2004年
発注者:個人
設計監理:アトリエ・クロワートル
施工:株式会社 ホクセイ企画
埼玉県内の私鉄駅前に新築されたマンションの2階に立地する新規開業の眼科医院である。
マンション施工業者による内装工事営業の一環として提供される設計案や、医療機器メーカーや医薬品メーカーの新規開業支援として提案される計画案が積み上がる状況で、利害の絡まぬ第三者の専門家にアドバイスを求めるべきと考えた施主が当事務所に訪れたことが本プロジェクトの発端である。
提案された計画案を眺めながら、計画検討におけるチェックポイントや内装工事の注意点などアドバイスしたが、結果的に設計および工事監理を委託されることとなった。

自己資金のみで開業し経営状態を見ながら徐々に拡充しようという施主の方針に従い、開院当初の快適性・機能性はもちろんのこと、将来、医療機器やスタッフが拡充されることに対応できる計画が求められた。
機器類の著しい進歩や医療市場の変化、さらには医療に関する制度の変化など外的要因の変化の著しい状況では、拡充計画を長期にわたって詳細に見通すことは難しい。そこで、空間的には極めて単純な構成とし、大きな「箱」のような室内を移動可能なパネルや収納家具で仕切って使いこなすという計画とした。
一方で、増加するであろう医療機器への対応として可能な限り多くのコンセントを用意した。
昨今のテナント内装工事で常に悩ませられる課題のひとつが電気容量の不足である。本医院でも、既設の電気容量では不安があったため、テナントに給電する電気幹線を、テナントとして可能な限度一杯に拡充する工事を行った。

診察室
極めて単純な大きな「箱」
診察・検査・検眼・処置・コンタクトレンズコーナーなどはカーテン、パーティションや家具などで適宜仕切る。
待合室から受付カウンターを見る
カウンター左手の白い衝立の裏に既製品カルテラックが並ぶ。診察室へのスタッフ通路を兼ねている。
待合室
特注のソファーは可動で、下部は収納ボックスとなっている。
便所